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石膏ボード(通称:プラスターボード)は住宅の壁紙の下地に多く使われているものです。
よく使われる理由としては、
・価格の安さ
・のこぎりで簡単に切れる施工性の良さ
・厚さによっては防火性能が十分にある
が挙げられます。
製法は、焼き石膏にパーライト、おがくずなどを混ぜて水で練ったスラリー(混合液)を、厚紙の間に流し込んでロールにかけ、成板して乾燥させます。
建築基準法では、厚さによって防火性能もあることが記載されています。
9mm厚以上→準不燃材料(加熱開始後10分間燃えないもの)
12mm厚以上→不燃材料(加熱開始後20分間燃えないもの)
※耐火の観点から、石膏ボードの種類に「強化石膏ボード」があります。無機質繊維を混ぜ、火災にあってもひび割れや脱落を生じにくくしたものです。耐火間仕切りなどに使用されます。
一方で、耐水性や耐衝撃性は弱く、外壁や浴室、床には使用できません。
また、石膏は酸性であるため石膏ボードの取付に普通の鉄釘を使用すると錆びてしまうため、亜鉛メッキ釘、クロムメッキ釘、ステンレス釘などを使用します。
よく使われる石膏ボードには特性があり、多く使われる理由があります。
きっと今、石膏ボードに囲まれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
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